エステサロンなど、施設を利用して行う脱毛では、プライベートを重視するために個室などの密室の状態で施術をすることがほとんどです。ですから、やった人しか分からない世界、というイメージもあり、都市伝説的な噂があるのも現実です。その中でも、「脱毛をするとワキガになる。」といった話もまことしやかにされているようです。
では、こうした噂は本当なのでしょうか?実は、脱毛にまつわる噂には根拠のないものも多く、特にワキガについてはむしろ脱毛を実践することで症状が軽くなった、あるいは脱毛が完了した後ほとんど気にならないくらいに改善したという声もあります。
これは、ワキガの独特な体臭を発生させるトリガーになる部分がふさがれるからではないかと言われています。
ワキガの根本的な治療は、美容外科などで、皮膚の下の毛穴から派生しているアポクリン腺と呼ばれる器官を取り除くことですが、そもそもアポクリン腺の存在自体は誰の体にもあり、毛穴に入り込んだ菌類が異常増殖しなければ鼻に付くような体臭は生じないということです。
ですから、体毛が細く抜け落ちやすくなり、成長が抑制されるレーザーや光脱毛では、減毛していくと同時に毛穴も小さくなっていくため、毛穴に雑菌が増殖する環境が予防できるとされています。
この効果は個人差があってまだまだはっきりとメカニズムが解明されたわけではありませんが、少なくとも、脱毛をしたことでワキガが酷くなるという因果関係は否定されているようです。
体臭予防にもなる脱毛
2017年1月7日