体毛の濃さには、女性ホルモンと男性ホルモンの分泌量が深く関係しています。
男女ともにこの2つのホルモンを持ち合わせていますが、体毛には男性ホルモンが大きく影響しています。
男性ホルモンのテストステロンは毛穴の奥の毛乳頭に発毛を促し、体毛の発育を促進します。男性の体毛が太く濃いのは、このホルモンの働きによるものなのです。
よって女性でも、男性ホルモンの分泌量が多いと体毛が濃くなることがあります。
遺伝による場合もありますが、ホルモンバランスの崩れも大きく関わっています。代表的なのが妊娠中で、女性ホルモンのバランスが不安定になるので、毛が濃くなる人が多いようですが、産後しばらくするとほとんどが元に戻るようです。
更年期は女性ホルモンであるエストロゲンが低下するので、体毛が濃くなる可能性があります。また、ストレスも体毛に影響を及ぼします。
ストレスで自律神経がうまく働かなくなると、ホルモンバランスが崩れ男性ホルモンが多くなり、体毛が濃くなるのです。近頃、女性のオス化が話題になっていますが、これはまさにホルモンバランスが乱れているのが原因です。
せっかく脱毛しても男性ホルモンが増えてしまっては元も子もありません。ホルモンバランスを整えるには、規則正しい生活と、睡眠、適度な運動とリラックスが必要です。
食事に大豆やアーモンド、マグロなど、女性ホルモンを整える食品を適度に取り入れて、内側からもきれいをめざしましょう!
毛とホルモンの関係について
2017年7月27日